実家の相続 と処分を円滑に進めるための準備について解説。不動産会社に相談する前にすべきこととは?

実家の相続 が発生した場合、管理や処分を行うことは思いのほか大変です。
今回は、実家を相続する場合の手続きや注意すべきポイントについて解説します。

遺言書の確認と遺産分割協議

親の死後に実家を処分する際、親族間での感情的なもつれや争いを避けたいものです。ここでは、実家の処分に関する準備や具体的な手順、後悔しないための方法について解説します。

まず、遺言書の有無を確認します。遺言書があれば、その内容に従いますが、公正証書遺言以外の自筆証書遺言は家庭裁判所での検認が必要です。遺言書がない場合は相続人同士で遺産分割協議を行います。

相続人が複数いて、遺産分割協議が整わない場合には、不動産が共有名義となる可能性がありますので、注意が必要です。
参考記事:共有名義の不動産の相続 について解説。共有状態を解消する方法はある?

実家の相続 における名義変更(相続登記)の手続き

次に、不動産の名義変更(相続登記)を行います。2024年4月からは、相続登記が義務化され、相続した日から3年以内に申請する必要があります。

負債や住宅ローンの確認

借金や住宅ローンが残っている場合、相続人が引き継ぐことになりますが、団体信用生命保険に加入していると、保険金で住宅ローンが弁済されることがあります。早めに金融機関に確認しましょう。

実家の相続 時の測量と実測売買

土地を売却する際には、測量を行い、正確な面積で売買する「実測売買」をおすすめします。隣地所有者との境界立ち会いが必要で、場合によっては時間がかかります。

売却準備と譲渡所得税

売却準備には、土地や建物の購入額がわかる書類を探しておきましょう。これらの書類があると譲渡所得税が減額される可能性があります。

実家の整理と不用品処分

実家の整理は、専門業者に依頼することを検討しましょう。重要な書類や価値のある品物が見つかったら、別に保管しておきます。解体予定の場合、業者に不要品の処分も依頼できます。

内覧時の印象アップのための掃除

内覧時には、事前に掃除を行い、水回りや玄関周りをきれいにしておくと良い印象を与えられます。仏壇や神棚の処分も適切な方法で行いましょう。

実家の相続 をする際に建物が老朽化している場合には

実家が老朽化している場合は、更地にすることで早期に購入希望者を見つけやすくなります。解体費用や固定資産税の課税時期に注意しましょう。

不動産の査定と売却依頼

最終的には不動産会社に査定を依頼しますが、まずは自分で相場を調べておくことが重要です。地元の不動産会社に相談し、詳細な査定を受けましょう。信頼できる会社を選び、売却を進めていきます。遠方の場合は、不動産一括査定を利用するのも方法の一つです。

これらの準備をしっかりと行うことで、実家の処分を円滑に進め、後悔しない手放し方ができるでしょう。

相続した不動産の取り扱いについてお困りの方、トラブルについて相談すべきかわからない場合でも、世田谷で相続・不動産を専門に活動している「柴田行政書士事務所」にご相談ください。お気軽に下記フォームよりお問い合わせください。

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